水温データの回収

2020年から長良川流域の本支川に仕掛けている水温ロガーのデータ回収に行きました(2022年11月18日).今日は支川の武儀川,神崎川,津保川をめぐり,後日吉田川や長良川本川を回ります.おおよそ半年に1回の,データ回収およびロガー再設置の作業です.

HOBOのペンダントロガーMX2201を使っています.比較的安価なので大量購入に向いているのと,Bluetooth接続できるので,スマホを使って現地で即データ回収ができる点が気に入っています.ただし,冬の間にバッテリーが切れてしまい,途中からデータが記録されていないことが過去に度々ありました.なので,本格的な冬を前にした今頃(11~12月)と,一冬越えた春頃に,こうしてデータ回収に回ります.

正確には,「設置していたロガーを回収し,予め電池(CR2032)交換しておいたロガーを再設置」します.これで,冬場のデータ損失も最小限に防げる,というわけです.

洪水で埋まったり,流出したりというアクシデントもあります.ある程度は仕方ない.でも,なるべくそうならないように,洪水時の水や土砂の流れを想像しつつ,アプローチのしやすさも考慮して設置します.簡単便利な水温ロガーですが,実際の川で切れ目のない連続データを取得するには,それなりの運用技術が必要です.