アユの流下仔魚調査

木曽三川のアユは産卵の盛期を迎えています.そんな最中の2023年11月2日,6日,岐阜県水産研究所が実施している流下仔魚調査に同行させていただきました.2日は木曽川,6日は揖斐川.17時~22時の間,毎時2分間だけ,川の流れにサーバーネットを沈めて,流下してくる小さな小さな仔魚の捕獲を試みます.暫定的な結果ですが,18時頃のサンプルにより多くの仔魚が入り,木曽川ではその数700尾ほどだったようです.まったく仔魚が捕獲されない時間はなく,すなわち,絶え間なく仔魚が流れ下っている模様.

川の流れのほんの一角で,わずか2分間に700尾って!流量と時間帯による流下仔魚数のカーブを考慮して超大まかに計算すると,一晩で1000万尾ほど流下していたかもしれないとのこと.す,すごい数です.