長良川の水温30度!アユは土用隠れか?

2024年8月11日.長良川は今,おそらく2020年以来の渇水・高水温状態に見舞われています.熱中症アラート出っぱなしの連日の好天!長良川の流量は減少し,水温上昇に拍車がかかって,本日13~15時頃の水温は30度!アユは「土用隠れ(水温が冷たい淵の底に隠れる)」したくなるはず...(土用隠れに関する説明はコチラ!)

長良川・大縄場大橋付近の水温(2023年11月~本日)

しかし,今の長良川中流区間に,どれだけ「土用隠れ」できる淵があるのか?長年の人為的影響で瀬淵構造のメリハリはなくなり,冷たい伏流水・湧水が底から湧いて,高水温からの避難場になるような淵があるのか?

そんなことから,瀬淵構造と土用隠れの関係を調べるために,本日(休日だけど)急遽,灼熱の長良川へ出動しました.なるべくの多くの淵で,その上流端と下流端で採水しアユの環境DNAを調べます.でも,あまりにも暑くて,扇状地の淵はデカくて,花火大会の交通規制もあって,はかどらないったりゃありゃしない.結局,扇状地の淵3つしか回れませんでした.

でも今日は,現場でろ過までやってしまう新システムにチャレンジできたので,何だか満足です.