「水田環境の保全と再生」が出版されました!

本日,2024年9月25日(水),応用生態工学会テキストシリーズ第2弾『水田環境の保全と再生』が出版されました!わたくし永山は,田和康太さん(国立環境研究所)とともに編集委員長・編者として本書をまとめ,一部執筆も行いました.

水田環境に生きる生物の多くは,もともと川の氾濫原に棲む生物であり,水田と氾濫原という2つの場の理解は,相互に役立ちます.その意味で,シリーズ第1弾『河道内氾濫原の保全と再生』もあわせてお読みいただくと効果大です!

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以下,チラシでの紹介文です.

『水田環境は,水田環境は,本来の氾濫原や湿地に類似する環境であるため,古来より様々な生物のすみかとしても機能してきた。しかしながら,近年,水田環境は大きく変化し,生物多様性の高い水田環境は急速に消失しつつある。こうした中で,生物多様性に配慮した農法や工法が考案され,少しずつ全国の水田環境に導入されつつある。本書では,水田環境を定義しその構造的特徴を整理するとともに,生物多様性保全の場としての機能や概念を解説,社会情勢や気候変動がもたらした水田環境の変化を概観し,これから水田環境に求められる役割に言及する。また各地域の水田環境における生物多様性の保全と再生に関する実践例を多数紹介する。』