論文公開!!産卵場に集結したアユ産卵親魚が流域のどこで育ったか?
2025年5月28日深夜,以下の論文が公開されました!
Habitat use and growth strategies of amphidromous fish “ayu” throughout a river system
Shigeya Nagayama, Tamihisa Ohta, Ryouji Fujii, Morihiro Harada & Tsuyoshi Iizuka
Scientific Reports 15, 18695 (2025)
長良川の産卵場に集まってきたアユ産卵親魚の耳石を分析し,「いつ生まれ,いつ川に遡上し,流域のどこで育って,産卵場に降りてきたのか」というアユの生涯履歴を読み解きました.その中で,「早生まれ・早のぼりのアユは長良川本川上中流部を優先的に利用しており,逆に,遅生まれ・遅のぼりのアユは支川に入って成長する」という生息場利用と成長の戦略の様子が捉えられました.
後日,本サイトの論文紹介でも,詳しく解説したいと思います.
誰でも論文PDFをダウンロードできるOpen Accessです.
