超小型アユの研究はじまる!
2025年11月19日.だれも見向きもしない岐阜市中・長良川の一角で,たも網を片手に,我々はひっそりとその第一歩を踏み出した.
この研究は,いわゆる「アユの小型化問題」とは一線を画す,産卵期になっても10㎝に満たない超チビアユたちの物語に迫る.いったい彼らは,この1年,どこで何をしてきたのだろうか.なぜ小さいままなのだろうか.漁獲対象にも,遊漁対象にもならない彼らは,ほんとに役立たずなのだろうか.成長のできなかった弱小個体と捨て置いていいのだろうか?
おそらく「そーではないだろー」という我々の心温まる仮説のもと,ついに本プロジェクトが地味な産声をあげた.長い付き合いになりそうである.
