Nature-Based Solutionsに論文が掲載されました!

現・国立環境研究所の田和さんを筆頭とする論文がNature-Based Solutionsに掲載されました!誰でもダウンロードできるオープンアクセスです.

Tawa K, Nagayama S, Nishihiro J, Nakamura K, Kayaba Y (2024) Complementary functions of created wetlands along river channels and rice paddies in floodplain biodiversity conservation. Nature-Based Solutions 6:100190.

堤防を隔てた湿地(川側,堤外地)と水田(堤内地)で水生生物相を調査し,それぞれの場が補完的に生物多様性を高めることを明らかにしました.原生的な氾濫原は堤防で川から切り離され,農地や宅地として高度に利用されています.水田の生き物も減少著しい昨今ですが,水田は,川側(堤外地)では生きられない or 生きづらい生物(例えばアマガエルとかヌマガエルなど)の生息場として機能し,生物多様性の面で川側の湿地と補い合う関係であることが分かりました.

流域治水の観点から,川側の空間を広く確保したり高水敷を掘削したりすることで湿地形成を促すことに加え,水田では遊水機能を持たせることで,一層,生物多様性も高まると考えられます.