スーパー土用隠れ~アユが消えるとき~
7月下旬から8月上旬にかけた夏の土用の頃,漁に出てもアユが獲れなくなることを,アユ漁師たちは「土用隠れ」と呼んできました.獲れない理由は,アユが深い淵から浅い瀬に出てこなくなり,...
続きを読むHOBO MX ペンダントロガーの電池交換
川の水温を計測するために,ONSET社が提供するHOBO MX ペンダントロガーを多用しています.水中に沈めておくだけで,好きな時間間隔で,自動で水温を記録してくれます.Blue...
続きを読むワンドのお話
ワンドとは,川沿いに形成された池状の水域である.主に,平野部の川によく見られる.重力に従って常に下流に流れている川の流路に対し,ワンドではほとんど流れもなく,沼や池のようである....
続きを読む【新聞寄稿】流域視点で自然とつながる
以下,2023年11月8日の中部経済新聞に掲載された私の寄稿です.岐阜大学のオープンカレッジという連載枠に掲載されました.人類の歴史は約700万年と言われている....
続きを読む真冬のヤマメはどこにいる?
美しい渓流の女王・ヤマメ.北海道では平地の川にもいるけど...1.絶好の釣りポイントに冬のヤマメはいない渓流の女王として釣り人を魅了する山女魚(ヤマメ).その美し...
続きを読む長良川 落ちアユの日齢査定(お試し)
アユの頭に入っている耳石を使った「日齢査定」によって,アユが生まれてから何日間生きてきたのか(日齢),さらに採捕した日付から遡って,このアユがいつ生まれた(孵化した)のか,試行的...
続きを読む日本産物志・美濃部「アユ」~名前編~
1876年(明治9年),伊藤圭介氏によって書かれ文部省から出版された『日本産物志・美濃部』に,長良川のアユが紹介されています.その冒頭で,以下のように4つのアユの名称と出典が書か...
続きを読む日本産物志・美濃部「アユ」~本編~
伊藤圭介(1876)日本産物志~美濃部~.文部省.伊藤圭介氏によって書かれ,明治9年に文部省から発刊された「日本産物志・美濃部」では,美濃国の様々な産物が紹介されています.その1...
続きを読む講演要旨「流域一貫で見る川の自然プロセスと生物たち」2023年6月8日矢作川環境技術研究会「令和5年度公開研究発表会~水は生きている2023~」
講演のために要旨を書く機会はあまりないのですが,研究発表要旨とは違って,今の自分の思想もあらわれるものだな,と感じたのでここに保存することにしました.<講演要旨>...
続きを読む河間(がま)
昔の河間の姿を今にとどめる「北方町がま広場」の河間 河間の湧くところ河間(がま)― 自然に水が湧き出る自噴井を濃尾平野ではそう呼びました.昭和初期以前には,輪中地...
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